先日、帰宅すると「ぴーぴー」という音が鳴っていました。
原因は使っているNAS(Network Attached Storage)でした(´・ω・`)
使っているNAS
まず使っているNASですが、SynologyのDS220jです。
購入したのは2020年なので、5年経過したところでした。
中のHDDは、Western Digitalの6TBのBlueを入れていました。
本来はRedの方が良いのですが、価格が高いこと、使用頻度的にはそこまで負荷がかからないだろうということでBlueにしました。
HDD、高くないですか
DS220jは、2ベイです。HDDが2つ入ります。
それをRAIDという仕組みでデータを分散して保存します。今回のように1つのHDDがエラーを出した場合でも、復元が可能です。これが2ベイ以上のNASを使う一番の理由ですね。
できれば同じメーカー、同じ容量のものを使いたいなぁと探したのですが……価格が高騰していますね(ヽ”ω`)
5年前、Western DigitalのBlueで6TBであれば10,000円前後でした。
5年後の今、価格を見ると25,000円になっていました( ゚д゚)
しかも不幸なことに、エラーが出る1か月前までは16,000円ぐらいでした。
どうしてこんなに高くなったの(´・ω・`)
仕方なく、泣く泣く購入しました。
HDD交換の手順
DS220jは当時よく売れていたこともあり、資料はたくさんあります。



大まかな流れとしては
- 不調なHDDの番号を確認する
正面のLEDでもわかるのですが、できればちゃんと管理画面から確認をしたほうが良いです。
自分の場合、2番のLEDライトが消灯していました。 - 電源を切る
DS220jは電源を入れた状態でHDDの交換はできません。
ブラウザから、管理画面に入れるのであればそこから電源を切ります。
ただ、ここがとても遅い!
HDDが1つ動いていないわけですから、動作が遅いです(通常は2つで分散しているものを1つで賄っているわけですから)。
時間がかかりましたが、待つしかありません。 - カバーを開ける
カバーは後ろのねじで固定されています。
プラスドライバーでねじを外して、カバーを外します。 - HDDを取り外す
不調のHDDを取り外します。
2ベイなので、固定するところに1と2と番号が振ってあります。そこを見て取り外します。 - HDDを取り付ける
取り外したベイに、新しいHDDを取り付けます。 - 電源をつける
電源を入れると、ぴーぴーというエラー音が鳴ります。
HDDの取り付けをしましたが、真っ新な状態なのでまだ使えません。 - ビープ音を消す
耳障りなので、消します。
「コントロールパネル→ハードウェアと電源→全般タブ」と進むと、「ビープ音をオフ」というボタンがあるので押します。
これで静かな環境で作業ができます。 - ストレージプールを修復する
真っ新な状態なので、使えるように設定をします。
この作業は、ダイアログが出るので、それに従って進めれば大丈夫です。 - 待つ
あとは待ちます。
自分の場合は3TBほど使っていましたが、12時間ぐらいで修復が完了しました。
修復中も使うことはできるようでしたが、早く修復して欲しかったので、できるだけ触らずにいました。
面倒ではあるけど、できないことはない
HDDが届くまで1日。
作業に1時間。
復旧に12時間。
エラーが出てから、大体2日でほぼ元通りでした。
個人で使う場合であれば、早いなぁとは思いましたが、業務で使うと考えるとちょっと時間がかかりますね。
初めてHDDの交換をしましたが、PCの環境移行と比べれば、こちらのほうが楽でした。
いや、本当に。
HDDを交換して、修復作業はほとんど自動でしてくれるわけですからね。
ありがたいです。
そもそもNASを何に使っているのか
最後に、なぜNASを入れているのか。
主な目的は、写真のバックアップです。
自分の環境ですが、写真のバックアップは
- PC本体
- 外付けHDD(PCに接続)
- NAS
- 外付けHDD(NASに接続)
- Amazon Photos
に保存をしています。
個人にしては、やりすぎなぐらいですね(;´・ω・)
というのも、デジカメを購入してからそろそろ20年経ち、写真は現在20万枚近くになっています。上に書いた通り、写真だけで大体3TBあります。
これらがなくなるのはつらい。ということで、がっつりとここまで整えました。
もうちょっとスマートにできると良いのですけどね。
心配性なので仕方ありません。
ただ、5年ぐらい経ち、そろそろ本体のスペック不足も感じるようになってきたので、懐に余裕ができてきたら、NAS自体を買い替えたいなぁ……と思ったりもしています。


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