先日、ニコニコ漫画を見ていたら面白そうな漫画を見つけました。
絵柄も好きだったので、読める範囲を全部読んで、コミックを購入しました。我ながらこういうときは判断が早い。
大好きなゲームの推しキャラ「花御子ちゃん」を布教するため毎日SNSにイラストを投稿しているもみじ。
しかしある日、そのゲームがサービス終了してしまうことに…。
絶望しながら偶然立ち寄った古い神社で、花御子ちゃんにそっくりな少女と出会う。
彼女はこの神社の祭神・艶葉木比売だと名乗り──!?
神絵師って神様を描くんかい。

主人公の荒染もみじは、端的に言えば絵の描けるオタクです。
「荒染」とはベニバナで染めた薄紅色のことを指します。

サービス終了で神にもすがる思いで神社に行った先で出会ったのが、推しの花御子ちゃんにそっくりに神様「艶葉木比売(ツヤバキヒメ)」ことツバキさんでした。車いすに乗っている神様って斬新ー。
艶葉木が訛って「ツバキ」という名称になったとのも言われています。

速攻で神を描いて、SNSに投稿するインターネットお絵かきマンの鑑。
というか、筆が早すぎて羨ましいです(´;ω;`)ウゥゥ

SNSに上げたところ、少しですが、信仰が集まり、ツバキさんの寿命が若干伸びます。
しかしこのままでは、ツバキさんも消えてしまう……。
「私の推しになってください」とプロポーズみたいなセリフをぶつけるもみじに対して、「不束者ですがよろしくお願いします」という返事。

というのが、初回の第一話でのお話です。
個人的にこの作品で推したいのは、ツバキさんのキャラクターでしょうか。
いわゆる神様っぽさがないんですよね。もみじが推す理由もそこにあるのでしょうが。



あとはもみじがオタクです。善良な、頭が若干おかしいオタクです。
やっていることはいいことなんですよね。ちょっと頭のねじが飛んでいるだけで。



基本的にはもみじが「ボケ」、ツバキさんが「ツッコミ」という立ち位置で話が進みます。
そこに、神使の「紅白粉」「紅掛空色」たちが入り、わいやわいやとにぎやかになっていきます。
キャラクターがやや多いのですが、テーマが「神様(神社系)」なこともあり、デザインの差別化ができています。またキャラクターの追加も徐々に増えていくので、誰だこれとなることもないのも良いですね。というか、もみじの友人が全く出てこないので、交友関係が心配になります。大丈夫か、学生生活。
4コマということで、話のテンポもよく、サクサク読めるのも良いです。
ちょうどこの作品と出会ったのは疲れて頭が回っていない時だったので、まさに「効くー」という感じで楽しめたのを覚えています。
頭が疲れている時には、楽しい漫画が一番良いです……。
もみじは神絵師になれるのか。
そしてツバキさんは信仰を取り戻して、もう一度神様になることができるのか。
二人の成長が楽しみな作品です。
とりあえず作品が終了しないために、課金(購入)しましょう(ぇー
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