概要
同じ設定を複数のトラックに適用したいことがあると思います。
今回は、その方法を説明します。
トラックを確認する

前回、ぺぺちさんのONEちゃん立ち絵をPNGで出力して、トラックを挿入して、画像を挿入しました。
通常であれば、これらすべてのトラックに一つ一つ、トラックFXをかける必要があります。
一方で、そうするとちょっと位置を動かしたいなと思ったときに、すべてのトラックを再度編集する必要が出てきます。
そこで、今回は「コンポジット」という機能を使います。
コンポジット
そもそもコンポジットとは
composite、日本語で言うと「複合」です。今のところは「トラックに親子関係を作る」と考えておけばよいと思います。
親子関係というのは以下のようなイメージです。
- 左腕
- 右腕
- 差分
- 標準
左腕―親―に設定したものが、右腕以下―子―に適用されるイメージです。
コンポジット(子)を設定する

コンポジット(子)にしたいトラックの左端にある「…」をクリックして、メニューを開きます。
そこに「コンポジット(子)の作成」とあるので、クリックをします。

設定したトラックの上の番号が下に伸び、設定したトラックの番号が右にずれました。
上記の場合、1が「親」で、2が「子」となりました。
同じように、差分、標準のトラックをコンポジット(子)にします。

この状態で親のトラック(上図の場合は左腕、1のトラック)にFXを適用します。

見事、予想と外れた結果になったと思います。
これで正しいです。
実は、FXは親子関係を無視して、適用したトラックのみに適用されます。
とは言え、無駄ではありませんので、落ち込まずに次の項目に進んでください。
まとめて設定する方法

子にしたいトラックを選択し、右クリックをします。
「詳細」にマウスカーソルを移動すると、さらにメニューが表示されます。
そこに「コンポジット(子)の作成」という項目があるのでクリックします。
思った結果になりませんでしたが、この方法は無駄ではありません。
次回は、子のトラックにFXを適用する方法を説明します。
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