概要
PSDファイルのままではほとんどの動画編集ソフトに入れることができません。
そのため、汎用の画像ファイルである「PNGファイル」に変換をします。
PSDToolを使う
PSDファイルを開く方法はいくつかあります。
今回はインストール不要なPSDToolを使います。PSDを使った立ち絵の出力に特化したサイトです。
PSDToolを開く
リンクを開くと、シンプルなページが表示されます。

左上に「ファイルを選択して開く」とあります。ここにダウンロードしたPSDファイルをドラッグアンドドロップ、または「ファイルを選択」ボタンを置いて開きます。

開けると、左に差分のレイヤー一覧、右にプレビューが表示されます。
差分を作る
PSDTooの左側には、いくつもの名称があります。
これが「差分」と言われるものです。
私の立ち絵の場合は、表情や洋服のみの差分ですが、人によってはポーズの変更などの差分があります。
試しにラジオボタンやチェックボックスを変更してください。

リアルタイムでプレビューが変更されます。
これがとてもありがたいのです。
出力画像のサイズを変更する
立ち絵によっては、画像サイズがとても大きい場合があります。
その場合には、画像のサイズを少し小さくしましょう。

今回使っている立ち絵では、プレビューの上に「縦v」「2700」などと表示があります。
これは「縦が2700pxある」という意味です。
ニコニコ動画に投稿する場合、高さは1080なので、それだけあれば十分です。
ということで1000pxにしてみます。

設定したサイズに合わせて、プレビューも変更されます。
VegasProで動画編集をする場合、立ち絵のサイズは動画と同じぐらいにておくと良いです。
というのも、VegasProは画像の縮小が苦手で、縮小に時間がかかってしまいます。
立ち絵は量が多くなるため、元々のサイズを動画に合わせておくと、レンダリングでの時間が短縮できます。
PNGファイルを出力する
プレビューの上に「.PNG」という青いボタンがあります。

これをクリックすると、PNGファイルが出力され、ダウンロードされます。
ファイル名は、デフォルトだと「ファイル名-連番」という形式になります。
出力する前にファイル名を変更することもできますし、ダウンロードしてから変更をしても良いです。

好きな表情を作って、出力してを繰り返します。
動画を作っている途中に「こういう表情が欲しいなぁ」と思ったら、同じように作って出力をします。
動画の編集は地道な作業がとても多いです。
これで無事に、立ち絵を動画編集ソフトに入れる準備ができました。
立ち絵は、キャラクターが変わらないのであれば、一度作ればあとは流用ができます。一度しか使わないのであれば手間ですが、何度も繰り返し使えばそこまで負担は感じません。
次回はいよいよ立ち絵を動画に挿入します。
いきなり本番ではなく、まずはテストをしましょう。
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