概要
VOICEVOXから書き出したテキストファイルを編集しました。
そのテキストファイルを、VEGAS Proに字幕として挿入します。
字幕のプリセットを作る
テキストファイルを字幕として挿入する前に、一つしておくことがあります。
それは字幕のプリセットを作っておくことです。
テキストファイルから字幕を挿入する際に、字幕のプリセットを選択します。
もしプリセットを作っていないのであれば、挿入する作業の前にプリセットを作っておいてください。
テキストファイルから字幕を挿入する

メニューバーの「挿入」をクリックして、「ファイルから字幕を挿入」をクリックします。
クリックをすると、「字幕を挿入」というダイアログが表示されます。

フォルダは、テキストファイルの場所です。
「参照…」をクリックして、VOICEVOXから書き出したテキストファイルを選択します。
プリセットは、上記で説明をしましたが、字幕のプリセットです。
右側の「▼」をクリックすると、字幕に使えるテキストが出てきます。
右下の「OK」ボタンをクリックすると、新しい動画トラックが追加され、字幕がまとめて挿入されます。

字幕の長さを調整する
上の編集画面を見ると分かりますが、音声に対して、字幕の方が長くなっています。
これは、音声には長さの数値がありますが、テキストには長さの数値がないためです。
そのため、テキストファイルはデフォルトの長さで作成されます。
ここからは、面倒ですが手動で音声の長さに合わせます。
こればかりは根性です。
- Q他の合成音声ソフトでもこうなるの?
- A
テキストファイルでしか出力ができないソフでは、基本的にはこのようにするしかありません。
テキストファイルでも、音声の長さを記録できる形式があります。
「srt」という拡張子のファイルです。
正式には「SubRip Text」と言い、字幕用のファイルです。CeVIOでは、SRTファイルでの出力ができるため長さの調整は不要です。
VEGAS ProがSRTファイルに対応して、本当に楽になりました(以前はテキストファイルだけでしたから……)
見やすくする設定
デフォルトの状態でトラックの長さを調整すると、目が疲れます。
ということで、少しでも負担を減らすように設定を少しだけ変えます。
トラックレイヤー
本来の使い方とは違いますが、トラックレイヤーを使うと少し画面が見やすくなります。

字幕のあるビデオトラックで左端部分で右クリックをして、「トラックレイヤーの表示(X)」をクリックします。

トラックが互い違いに並ぶようになります。
これでドラッグアンドドロップをして長さの調整が楽にできるようになりました。
イベントハンドル
名前の通り、イベントにつかむ「ハンドル」を表示する機能です。

イベントの右下に「…」があるのでクリックをします。

「イベントハンドル」という項目があるのでクリックをします。

イベントの始点と終点に、灰色のハンドルが表示されました。
これでドラッグアンドドロップができる範囲が少しですが広くなり、アクティブなイベントが分かりやすくなります。
イベントハンドルは、便利な機能なので、常時ONにしていても良いと思います。
トラックの横スクロール
これだけ長くなると、横にスクロールするだけでも大変です。
一回一回、下のスクロールバーをクリックするのは重労働です。
そこでShiftキーを押しながら、マウスのスクロールボタンを回してください。
左右にトラックが移動したはずです。
これでまた一つ編集の効率が上がります。
ぼちぼちドラッグをして終了

今回は40個ほどのセリフだったので、3分ぐらいで終了しました。
これで字幕と音声のデータがそろいました。
これで字幕と音声の準備ができました。
次回は、これらをドラッグアンドドロップして、動画のタイミングに合わせたり、逆に動画や写真を合わせたりして、動画の完成度を上げます。
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