概要
前回までに、セリフを入力して、アクセント等を調整して、好みの音声を作ったと思います。
それらを今度は動画編集ソフトに入れる必要がありますが……実はちょっとめんどくさい作業が必要です。
選択した音声を書きだす
まずは音声を出力します。

「編集」をクリックして、「すべて選択」をクリックします。
この表示が出ない場合は、複数選択のオプションがONになっていません。
設定を変更しておく必要があります。

上部にある「選択音声を書き出し」ボタンをクリックします。

音声を書き出す場所を選びます。
私は、動画などの素材があるところに、「音声」というフォルダを作り、その中に入れることにしました。
場所は自由ですが、分かりやすいところに書き出すと良いです。

音声の書き出しには、それなりに時間がかかります(パソコンの性能によるところが大きいです)。

完了の通知が出た後にフォルダを開くと、WAVファイル(音声データ)のファイルがずらっと並んでいます。
これで音声の準備は完了です。
テキストデータの書き出し
音声だけでも良いのですが、字幕があった方が親切なケースがあります。
ということで、テキストデータの書き出しもします。

左上の「ファイル」をクリックして、「テキストを繋げて書き出し」をクリックします。

ファイル名が最初のセリフになっているので、適宜変更をして保存します。
保存する場所は自由ですが、音声と同じく、分かりやすい場所に保存した方が良いです。

保存したテキストファイルを開くと、「キャラクター名,セリフ」というデータになっています。
実はここが少しめんどくさい部分です。
VEGAS Proでテキストファイルを読み込む方法は次回以降に説明をしますが、このテキストファイルを読み込むとこのようになります。

キャラクター名とスタイルがそのまま入ってしまいます。
これは少しくどいですね……。
いくつか方法はあるのですが、私は置換を使って消しています。

置換したい単語を選択し、置換先は空白にします。
これを使ったキャラクター、スタイルの数だけ繰り返します。

今回は3スタイルを使ったので、3回繰り返しました。
キャラクターを複数使うと大変になるので、その時には他の方法を考えた方が良いです。
今回は、初めて車載動画を作る人向けなので、シンプルな方法―要するに力業―で解決することにしました。
編集した字幕用データを使ってみます。

これであれば大丈夫ですね。
ということで、これでVOICEVOXでの音声と字幕用のテキストファイルの作成は終了です。
次回からは、またVEGAS Proに戻って、ぼちぼちと編集をします。
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