概要
VOICEVOXは優秀なソフトですが、それでもアクセントに違和感があるときがあります。
そこをいいかに自然に修正できるかが、腕の見せ所です。
アクセントのポイントを変更する


ここは元々、滑走路だったそうです。
というセリフを読んでもらいましたが、「そうです」の部分に違和感があります。
下部のアクセントを確認すると、緑の●が「ス」の上にあります。つまり、アクセントは「す」になっています。
一方で、実際に自分でセリフを読んでみると、アクセントのポイントは「そ」です。
ということで、違和感の原因は、アクセントのポイントが違うことのようです。
アクセントのポイントを移動する

「ソオデス」の「ス」の上にある●を「ソ」の上まで横にドラッグします。
マウスポインタ―が●をつかむような形に変われば、その場所でドラッグをして、「ソ」の上でドロップをしてください。

ドラッグアンドドロップが成功すると、このようなアクセントになっているはずです。
- Qドラッグがうまくできない……
- A
ドラッグではなく、クリックで選択もできます。
●の乗っている線の上にマウスポインタを移動させると、つかむような手の形に変わります(ドラッグアンドドロップの時と一緒です)。
そこでクリックをすると、アクセントのポイントが移動します。。
変わったことを確認する
実際に再生をして、アクセントが変わったか確認をしてみましょう。

いい感じになりました。
これでいい気がしますが、まだ少し違和感があります。
そもそもつなげてしまってもいいのでは
ここまで調整をしてみましたが、実際に読むと「滑走路だった」「そうです」と切って読みませんね。
「滑走路だったそうです」と読みます。

試しに「滑走路だった」と「そうです」をつなげてみましょう。
文節をつなげる

文節の間にマウスポインタを持っていくと、スペースが濃い水色になりました。
ここでクリックをすると、文節が接続されます。

この状態で一度再生をして、確認をします。
うん、最初と比べると、結構自然になった気がします。
- Q文節を切りたい
- A
文字と文字の間にマウスポインタを移動させると、接続するときのように濃い青の帯が出てきます。
その状態でクリックをすると、文節が切れます。
今回は1文だけ編集をしましたが、慣れないととても大変です。
特に「どうして違和感があるのか」が分からないと試行錯誤することになります。
一番早いのが、実際に自分で読んで、アクセントを確認してみることです。
実際に自分もよくしています。
もう一つは、キャラの癖を知ることです。
いろいろなキャラクターを使ってみたいと思いますが、ぐっと我慢して最初は一人のキャラクターを使ってください。
そのうち、アクセントの癖が分かってきます。
(余談ですが、そのうちキャラクターに愛着も湧いてきますよ)
合成音声を使う以上、アクセントの調整は切っても切り離せません。
頑張らずに、楽しんで、キャラを愛でて続けることが大事かなと思います。
次回は、パラメーターをいじって、少しだけ個性を出します。
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