概要
車載動画にBGMを入れることで、雰囲気が一気に変わります。またBGMに合わせて映像を切り替えることで、リズムのある動画にもできます。
BGMの挿入は動画と一緒
BGM(音楽)の挿入方法は動画や画像と同じです。
違うところは、挿入先がオーディオトラックという点です。

BGMを何もないトラック、またはオーディオトラックにドラッグアンドドロップをします。

BGMが動画に入りました。動画を再生するとBGMが再生されます。
音量調整
上の状態では、車載動画の音声とBGMという、2つの音声データが存在しています。
快適に見てもらうためには、2つの音量バランスを調整する必要があります。意外とこれが大変なんです(;´・ω・) あっちを立てればこっちが立たず……。
今回は、そんなボリュームを調整する3つの方法を紹介します。
イベントの音量を調整する
一つのイベント部分だけの音量を小さくする方法です。

イベントのオーディオトラック部分の上にある水色のバーをドラッグアンドドロップして下げます。
変更前は「ゲイン0.0dB」と説明が出ます。

試しにトラックの半分まで引き下げました。「ゲイン -6.0dB」と説明がでます。
また背景に表示されていた波長の上下が小さくなっています。実際に再生をすると、この部分の音量だけが小さくなっていることが分かります。
トラックの音量を調整する
先ほどは一つのイベントの音量を調整しましたが、複数のイベントの音量を一つ一つ調整するのはとても手間がかかります。
VEGAS Proでは、トラック全体の音量をまとめて調整できます。

トラックの左端にあるメニューに「0.0dB」と書いてあるスライダーがあります。これが「ボリュームスライダー」です。
左にスクロールすると音が小さくなり(マイナスになる。最小は-∞)、右にスクロールすると音が大きくなります(プラスになる。最大は12.0dB)。
該当するトラックにある音量がすべて変わります。
プロジェクト全体の音量を変更する
全体的に音が小さかったり、大きかったりする場合には、「マスタバス」で調整をします。

VEGAS Proの右上にメーターのようなものがあります。これがマスタ バスです。

動画を再生すると緑から赤にかけてのメーターが表示されます。これが音量です。
上に行くほど音量が大きいということになります。
左にある「入力フェーダー」を上にドラッグすると、全体の音量が上がります。逆に下にドラッグすると、音量が小さくなります(一番下にある数字がマスタバスの数値です)。
うちの基本設定
最初の時には、音量調整に悩むことが多いと思います。
自分の基本設定は以下のようにしています。
まだ先になりますが、これに合成音声ソフトや生声を入れることになると、さらにバランスを考えないといけなくなります。頭が痛くなりますね。
BGMが入ると、一気に車載動画がおしゃれな感じになります。
ただし、BGMについては著作権など気を付けないといけないことが多いです。なんでも使って良いというわけではありません。フリーのBGMサイトもたくさんあるので、それらを有効活用するのもありです(この辺りは長くなるので、また別の機会にでも書こうと思います)。
次回は、解説などのために必要な字幕を動画に入れてみます。
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