概要
編集画面ではプレビューで動画を見ることができますが、このままでは公開することはできません。
そのためには動画を出力する「レンダリング」という作業が必要になります。
今回はレンダリングを簡単にですが説明します。
レンダリングとは
概要で簡単に説明をしましたが、動画などとして出力する作業です。
動画と言っても形式がとてもたくさんあります。例えば、今回ターゲットにしているニコニコ動画やYouTubeなどのウェブで見る動画があります。またDVDやBlu-rayといった記憶媒体もあります。
またニコニコ動画では1080Pというサイズが現在主流ですが、YouTubeでは4Kといった高解像度の映像も視聴できます。
いろいろと形式があるので、その目的と用途に合った形式で出力する作業を指す、とざっくりと思ってもらえればよいです。
レンダリング作業
ツールバーにある「保存」ボタンの右に□から矢印が出ているアイコンがあります。それがレンダリングボタンです。
最初見た時には「どういうことだってばよ」と動揺したことを覚えています。そしていまだにこのレンダリングについては翻弄されています(ヽ”ω`) それぐらいレンダリングはめんどくさい作業です。
さて、今回はニコニコ動画にアップロードすることを前提に話を進めます。
動画が投稿できるサイトには、ほとんど「こういう方法で出力した動画を投稿してね」と親切に説明が書いてあります。
ファイル形式 mp4形式
映像 H.264(AVC),High profile
24fps、30fps、60fps の固定フレームレート
キーフレーム間隔:10秒以下
音声 AAC-LC 48kHz 2ch 192kbps
「何かの呪文かな?」と思われるかもしれませんが、実際に呪文です。あまり考えないでも大丈夫です。
VEGASには大量のテンプレートが用意されていますので、それから選びましょう。
お勧めは「MAGIX AVC/AACMP4」の「インターネット HD 1080p 29.97 fps」
この設定を使えば、ニコニコ動画への投稿はどうにかなります。
以下は、「インターネット HD 1080p 29.97 fps」というテンプレートの初期設定です。
使うPCによって若干変わるとは思いますが、これをベースにして設定をすると良いです。
今のところ、これでレンダリングをしていますが、特に支障はありません。
テンプレートを選択した後は、出力するフォルダ、ファイルの名前を設定して、右下のレンダリングボタンを押します。
- Q動画の一部分しか出力されない
- A
範囲選択をしていると「そこだけ出力する」という設定でレンダリングが実行されます。
対策としては2つあります。- 範囲選択を解除する
- レンダリングの設定で「ループリージョンのみレンダリング」のチェックを外す。
レンダリング時間がかかるので、ゆっくり待ちましょう。「頑張れー」とPCを応援するなり、お茶を入れるなりして、一休みして大丈夫です。
出力が終了すると「フォルダを開く」「開く」というボタンが押せるようになります。
後者の「開く」は動画を直接開いて確認できる方法です。
こうしてメディアプレーヤーなどで再生できれば、レンダリングは終了です。
お疲れさまでした!
これで動画を一通り作ることができました。この動画を公開するも良し、一人で楽しむも良しです。
車載動画はこの作業がベースになります。
ここに生声を入れても良いですし、自分のように合成音声ソフトを使っても良いです。字幕だけという形式もあるでしょう。いろいろと応用方法があります。
今後はこれまでをベースとして、もっといろいろなことをしていましょう。
改めて、ようこそ、車載動画の世界へ。
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