木下大サーカス 鹿児島公演

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初めてサーカスを見てきました

 先日、カゴシマガジンの方で木下大サーカスの裏側を取材をする機会を頂きました。

【PR】木下大サーカスの裏側を少しだけ覗いてきました | カゴシマガジン
ポスターやCMなどでご存じの方も多いと思いますが、2024年12月21日から2025年3月10日まで、木下大サーカスの鹿児島公演が行われます。 先日はテントの組み立てが終了し、着々と準備が進んでいます。南日本新聞さんでは、テントが立つ様子を...

 せっかくこういう機会を頂いたので、開演後に行ってきました。

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入場料金について

 木下大サーカスは、自由席(入場料金)に料金を追加することで指定席を選べます。

木下サーカス【チケット購入】
世界三大サーカスのひとつ「木下サーカス」の公演スケジュール、プログラムの紹介、歴史、求人情報 などを掲載しています。

 1500~4500円を追加することで、正面付近から見えるシステムです。電車の特急券のような感じですね。
 公式ホームページで、座席からの見え方が紹介されているので、検討しやすいです。

木下サーカス【座席からの見え方】
世界三大サーカスのひとつ「木下サーカス」の公演スケジュール、プログラムの紹介、歴史、求人情報 などを掲載しています。

 今回は、懐が寂しかったので自由席を選びました。

多分指定席にした方が良い

 最初に書いてしまいますが、行くのであれば指定席を選んだ方が良いです。

 一つ目に、サーカスのテント内には支えるための柱がありますが、自由席だとそれが邪魔で見られる範囲が狭くなります。ショー自体も正面から綺麗に見えるように工夫されているので、正面付近が良いと思います。

 もう一つが、座席の造りです。自由席は板にクッションがついたものですが、指定席は背もたれがついたちゃんとした椅子です。
 サーカスは休憩があるとは言え、2時間近くある長丁場です。自由席で2時間座るのはちょっとしんどかったです。また指定席は隣との間隔が空いているので、とても座りやすそうでした。

 ということで、頑張って1500円出すと快適かなぁ……と自由席に座って思いました。次回はケチらずに指定席にしたいと思います。

入場方法

 正面入り口に行くと、自由席と指定席で列が分かれています。
 自分の持っているチケットによって並ぶところが変わるので気を付けましょう。

 チケットをスタッフの方にお渡しして、入場します。

 自分たちは開演30分前に行きましたが、自由席はほぼ満席で、席をほとんど選ぶことができませんでした。テント内は暖かかったですし、もうちょっと早く行けばよかったと反省でした。

 話は少し逸れますが、取材当時は組み立て途中だった建物がしっかりとサーカスの会場になっていて感動しました。多分こういう感想を抱く人はほとんどないと思います。

プログラムの紹介

 テント内はグランドフィナーレ以外は撮影ができないので、文章での説明がメインになります。

 また、プログラムは3パターンあり、自分が見たものと違うプログラムになってするケースもあります。同じく木下大サーカスに行ったのに「話が微妙に合わないな……」となるのは、プログラムが3パターンあるためです(;´Д`)

木下サーカス【プログラム】
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 自分が覚えている範囲でのプログラムの感想を書いておきます。

オープニング

 冒頭から、シングルリングやつりロープといった演目から始まります。
 人間ってこんなことできるのか……という感想を抱きました(;´Д`)なんで首にロープをひっかけてぐるぐると回れるんですか。体幹が強すぎませんか。

七丁椅子

 台の上に椅子を重ねながら登っていき、アクロバットをする演目です。
 徐々に高くなっていく様子を眺めながら、手に汗を握りました。見事に7つ椅子を重ねた後にポーズを決めた際には、会場から割れんばかりの拍手が沸きました。
 棒を使って上に椅子を持ち上げたり、椅子を落とすところも美しいので、そのあたりも見て欲しいと思いました。

アルバトロス

 空中から吊った棒を使った演目です。つりロープと似ていますが、こちらは棒というのが特徴です。

 二人で演技をするのですが、一人が棒につかまり、もう一人は棒に捕まらずにポーズを決めるシーンは「どうしてそんなことができるんですか」と不思議になりました。足と手を棒につけて、反対側の手で人を一人吊り下げるんですよ。文字にすると、何を言っているのか分からないですね。
 この会場の中心だけ重力がないのではないかと思ってしまうぐらい、棒を中心に自由に動かれていました。

ポニー

 今までの緊迫感のある演目が続きましたが、ほんわかとしたポニーの演技に癒されました。

木下サーカス【プログラム3】
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 ただ、歩くだけではなく、後ろ足で立って、二足歩行をしていました。ポニーってそんな動きができるんですね。
 ポニーの優しい雰囲気に、子どもたちからは歓声が上がっていました。本当に可愛かったですからね。

坂綱

 日本の古典芸で、途中途絶えていたものを復活させたとのことです。
 ピンと張られて、坂になった綱の上を、傘を持って上っては下りを何度も繰り返します。演者がふらっとするたびに会場から声が上がっていました。

木下サーカス【プログラム9】
世界三大サーカスのひとつ「木下サーカス」の公演スケジュール、プログラムの紹介、歴史、求人情報 などを掲載しています。
動画:木下サーカスの伝統芸「坂綱」未来へつなぐ、華やかな舞台の裏
【4月13日 AFPBB News】ビルの3階に相当する高さ10メートルの位置から床まで、直径わずか3センチの麻綱13メートルがぴんと張られる。

 上る際にも緊張しましたが、個人的には下りるところで緊張しました。
 ここはサーカス、普通に下るはずがありません。後ろ向きで下りたり、背中で下りたり。人のバランス感覚の極限を見られました。ストレッチポールの上に乗るだけでも必死な自分は信じられません。

イリュージョン

 サーカスと言ったら曲芸のイメージが強いですが、実は手品……というか、大型のイリュージョンがあります。
 今回は、何も入っていない箱から人が出てきたり、人がライオンと入れ替わったりなどと、大掛かりなイリュージョンが演じられました。ちょっとした手品を近くで見たことはありましたが、こうした大型のものは見たことがなかったので、目を疑いました。

空中大車輪

 鉄製の輪っかが二つつながった装置での大規模の演技です。

木下サーカス【プログラム7】
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 この演目、回転しながら行うので命綱が使えないんですよね。
 なのに目隠しをしたり、逆立ちをしたり、縄跳びをしたりされました。会場からは声援もですが、見ていた怖いからか声が上がっていました。見ているだけでも怖い!でも目が離せない。そんなスリリングな演目でした。

休憩

 1時間ほど経ったところで休憩が入ります。流石に休憩を入れないとみんな持ちません(;´・ω・)

 この間にトイレに行ったり、買い物ができます。最初の10分はトイレが大混雑をするので、少し待ってから行くのをお勧めします。
 また休憩中に買い物をするとドタバタしてしまうので、開演前か閉演後に購入すると良いと思います。

猛獣ショー

 ここから第二部です。

 猛獣ショーと言えば、サーカスの花形ですよね。今回は3頭のライオンがじっと台に座ったり、輪っかをくぐったりといった芸をしていました。帰りもゆっくりと戻って行きました。
 信頼関係が築けていることが分かる演目でした。

 さて、ここでちょっと気になったことが。
 ライオンが出てくるということで、休憩時間に囲いが設置されるのですが、次の演目のためにはそれを撤去する必要があります。どうするのだろうかと思っていたのですが、テントの上側でシングルリングの演技が始まりました。なるほど、撤去作業に支障がない所で演技をするのかーと目からうろこでした。

ピエロ

 猛獣ショーと並んで、サーカスと言ったらピエロですよね。
 設営の合間に何度も登場されては、観客の笑いを誘い、観客を誘って楽しい時間を作ってくれました。
 ピエロが途中で登場してくれるからこそ、ずーっと緊張して疲れることなく最後まで見られました。サーカスには欠かせないキャラクターですね。

オートバイショー

 バイクに乗っているので、バイクのショーは気になっている演技の一つでした。取材でも組み立て前の様子を見せて頂いたので、実際にどうなるのだろうかと気になっていました。

 最初は一台で球体の金網をぐるぐると回ります。これだけでもすごいと思っていたのですが、途中からはもう一台入り、二台で中を文字通り縦横無尽に走ります。上の動画では三台でしたが、今回は二台が最大でした。
 エンジン音を響かせらがら、走りまわるバイクの迫力は、今までの演技とは違った迫力がありました。

ハンドスタンディングアクト

 個人的に一番驚いた演技がこれでした。

木下サーカス【プログラム2】
世界三大サーカスのひとつ「木下サーカス」の公演スケジュール、プログラムの紹介、歴史、求人情報 などを掲載しています。

 腕の力だけで逆立ちをしたり、水平になったり、ジャンプをしたり。最後には重ねたレンガの上で逆立ちをしたりと、鍛えられた筋力とバランス感覚がなせる業ですね。特に水平になっている状態を見たときには「本当にこの中心部分だけ、重力が仕事をしていないのではないだろうか」と改めて思った時間でした。

ジャグリング

 ジャグリングはサーカスでイメージする演技の一つでしょう。
 公式サイトでも、ばっちりと紹介されています。

木下サーカス【スターに注目/vol.3(ジャグリングショー)】
世界三大サーカスのひとつ「木下サーカス」の公演スケジュール、プログラムの紹介、歴史、求人情報 などを掲載しています。

 最初から猛スピードで、6個のクラブを投げて登場されました。自分はちょっとだけお手玉ができるのですが、こんな数をこんなスピードでできるはずもなく……一体どれだけの研鑽を重ねればここまでの数を、この速度でできるのでしょうか。

 クラブもですが、輪をいくつも投げては首にかけていく様子は「やっぱり重力が仕事をしていないのでは……」と思いました。

象さんのショー

 木下大サーカスと言ったら、やはり象さんのショーでしょうね。

木下サーカス【プログラム5】
世界三大サーカスのひとつ「木下サーカス」の公演スケジュール、プログラムの紹介、歴史、求人情報 などを掲載しています。

 ゆっくりと登場してきた象さんが登場すると、会場から子どもの歓声が上がりました。動物園で見る象と一緒ではありますが、こちらは人を背中に乗せて登場です。
 台に乗ったり、台に座ったり。足がギリギリ乗るか乗らないかというぐらい小さな台に乗っている象のバランス感覚に驚きと感動しました。その後、床に座って鼻ではなく前足を振ったりと可愛い演技をされていました。
 最後には二頭、鼻を繋いで人を乗せてぐるっと一周していました。かわいかったです。

空中ブランコ

 そして〆は空中ブランコです。木下大サーカス一番の目玉ですね。

木下サーカス【プログラム6】
世界三大サーカスのひとつ「木下サーカス」の公演スケジュール、プログラムの紹介、歴史、求人情報 などを掲載しています。

 ただ飛ぶだけでも見ていて怖いのに、途中で目隠しをして飛ぶなど、自然と「うわっ」と声が出る演技の連続でした。そもそも17mの高さに立つだけでも足がすくみそうですが(自分は高所恐怖症なので)、平然と立って、しかもブランコで空中に飛び出すわけです。信じられない景色でした。
 ただ、緊張する演技が続くだけではなく、ピエロが混ざって笑いを誘うシーンもあり、楽しい時間が続きました。

 空中ブランコのショーが終わると、下のネットに飛び降りて去って行くのですが、その最中にも体をひねったりと技を魅せていくのが素敵でした。下のネットで、バク転などのアクロバットを披露するピエロがかっこよかったです。

グランドフィナーレ

 最後に演者の皆さんが出てくるフィナーレがありました。
 この時だけは写真と動画が撮れましたヾ(*´∀`*)ノ

サーカス、面白かった

 感想が直球ですけど、面白かったです。

 自分はサーカスを生で見たのが初めてでしたが、こんな迫力があるのかと思いました。あと皆さん、人間を辞めていらっしゃる(;´Д`)

 全国津々浦々でされている木下大サーカス、見る前は「入場料高いなぁ」と思っていましたが、それだけ払う価値はあったなと思いました。むしろ冒頭で書いたように、ケチらずにもうちょっと良い席で見たらよかったなぁと思うぐらいでした。

基本情報

住所〒892-0814 鹿児島県鹿児島市本港新町5−4
駐車場有料(1000円) ※詳細は公式サイトを参照
駐輪場なし

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